先日、谷田さんと一緒に、株式会社タニタ本社で働く皆さんを訪ねました。
実は以前、旧・琵琶湖ローイングクラブで体脂肪率を測る機器をサポートしていただいたご縁がありました。今回も、偶然にもそのときと関わりのある方がいらっしゃり、形を変えてつながりました。
今回伺った内容は、あまり詳しくはお話しできませんが、体に関する取り組みについてです。また、皆さんにもお伝えできるようになったら、改めて投稿したいと思います。
さて、一緒に行っていただいた谷田さんはタニタハウジングウェアの社長さん。「雨のみちをデザインする」という美しい発想で、モノではなく“コト”を大切にするお仕事をされています。
まだ出会って数ヶ月ですが、谷田さんの人柄に、心を動かされました。どんな小さな話にも耳を傾け、「それ、いいですね」と真剣に向き合ってくださる方。心の緊張をふっと解いてくれるような、やわらかく温かな笑顔がとても印象的です。
私は右脳に腫瘍があり、幼い頃から左手や左脚を主に使ってきました。その影響か、ひらめきや直感を大切にする感性が自然と育ってきたように感じます。調子が良いと、たくさんのアイデアが頭に浮かびます。今朝も、谷田さんとの会話から30個以上のアイデアが浮かびました。
もちろん、全部が形になるわけではありません。これまで何百ものアイデアを出し、たくさん挑戦し、たくさん失敗もしてきました。けれど、そのすべてが「無駄だった」とは思っていません。
パラスポーツも同じです。できないことに向き合い、工夫しながら少しずつ前に進む。その積み重ねが、未来へつながっていると思います。アイデアや挑戦は、小さな“種”のようなもの。
まいた瞬間には何も変わらなくても、水をあげ、光をあて、大切に育てていれば、ある日、芽が出て花が咲く。そういえば、ずいぶん前に「合格祈願」の取り組みで、ちょっとしたアイデアを形にしたことがありました。
地域の方が育てた四つ葉のクローバーをたくさん集めて飾り、それを押し花にして「コウフク切符」と名づけてお配りしました。「甲府」と「幸福」をかけた、ささやかなメッセージを込めて。
あれから何年も経ちますが、いまだに父がそのアイデアを褒めてくれます。あのときの種も、どこかで誰かの心に花を咲かせていたらうれしいなと思います。
谷田さんとの出会いで、私はまた、新しい種をまくことができました。その栄養は、谷田さんの人柄のように、人にやさしくあること。笑顔を忘れないこと。耳を傾けること。そして、自分を信じて、生きること。
どんなに小さな種でも蒔かなければ花は咲きません。だから私は、今日もまた、未来の花のために、種を蒔こうと思います。

