先日、Try chance代表 長野僚さんと、ヘルパーで車いす専門美容師ほしカット ホシオさんと会食をしました。これまでクラブハウスやYouTubeライブをつうじて、車いすの移動について対話させていただきましたが、実空間でお会いすることができました。

長野僚さんは、執筆や講演などをつうじて、障がいを忘れられる瞬間を届けるため、学校やイベントなどで活躍されています。さらに、小学校教員免許、社会福祉士を取得され、スキルを生かし、夢は電動車椅子で全国を旅し、子どもたちと対話することを目標とされています。著書「日々是幸日~想えば価値!~」にサインを書いていただきました。

車いす専門美容師ホシオさん。2018年、友人が片足麻痺となったことがきっかけとなり、友人の気持ちを知るため、約2週間、車いす借りて、日常生活を過ごしたそうです。その友人がヘアカットへ連れて行った際、とても喜んでくれた思い出や、実際に車いすを体験したことにより移動に関する課題を把握。

その課題解決に向けて、美容室にいくことが困難なヒトのために、ご自宅へ訪問する車いす専門美容師として、仕事を開始されたそうです。

今回お会いして、とても興味深く感じたことは、お二人との距離です。一定の距離を保ちながら、寄り添い、困った時には近くへ行きサポートする様子を見かけました。長野僚さんは、自分でできることでも介助があると、チャレンジの選択範囲が狭くなってしまうため、積極的に自らの力で行動するようにしているそうです。

一方、ホシオさんは、介助のガイドラインに捉われることなく、状況に応じて、臨機応変に行動されていました。

お二人と出会ったことによって、当事者意識の理解も深まっただけでなく、困っているヒトにとって、何が必要で、何をしたら良いのか、本質を考えるきっかけとなっています。

長野 僚さん、須藤 保塩 さん、ありがとうございました。