7月10日、職場の仲間2名と一緒に、ボッチャ大会へ参加してきました。前日、メンバーから楽しみましょうというメッセージが届きました。試合結果は、負けてしまいましたが、僕にとって思い出に残る日となりました。というのも、先月、大学にて講演をした際、学生や先生から「成嶋さん、スポーツを勉強するのではなく、観戦して楽しんでください」と話してくれました。

確かに、パラスポーツを本気で挑戦してから、スポーツを見て楽しむのではく、勉強して吸収するものだと考えてきました。幼い頃、体育を見学するという原体験があり、スポーツを楽しむというイメージとは乖離がありました。もちろん、トレーニングでのタイムや試合では、勝負を楽しむ経験はありました。

しかし、勝負の世界観だけでなく、スポーツを楽しむという気持ちは少なかったと思います。今回、ボッチャをつうじて、何度も楽しかったと言葉にしました。作戦を考えて、ボールをコントロールして、失敗する。それでも「ナイスボツチャです」と仲間の声援がありました。誘ってくれた仲間は、共生社会の実現に向けて職場で話をしてほしいと相談を受けて、過去に私の講演を主体的に運営してくれたメンバーたちです。試合の後もカフェで、社会課題の現状や解決にむけて、建設的意見のやりとりをしました。早速、そのアイデアの実現に向けて、行動しています。

最後に、参議院選挙で皆さんが感じていらっしゃるように、マイノリティーの意見が届かない現実もあります。一時的には理解されるけれど、歴史的に解決されていないからこそ社会課題というのかもしれません。けれど、諦めなければ叶うと信じています。

小さなコミュニティーかもしれませんが、一緒に前に進んでくれる仲間が増えてきました。今回の仲間も、パラスポーツの活動やサポートしていただいているDOSAパラエールの活動も理解・共感し、同じTシャツを着て試合に臨んでくれました。「スポーツが楽しかった」そんな日にしてくれた仲間に、本当に感謝しています。ありがとう。これからも「超多様性」「自分を信じて強く生きる」を掲げて、夢に向かって進んでいきます。