タッピングという言葉をご存知でしょうか。

タッピングは、視覚障がいの競泳選手を支える用語です。プールのゴール間際にきたら、棒で頭をポンポンと叩いてあげて、壁にぶつからないようにお知らせすることをタッピングといいます。

試合や合宿などに行くと、コーチや家族、ボランティアスタッフの方々がタッピングをされているのを目にしています。

一方、山梨県内では、タッピングをして泳ぐ選手をみかけたことがありません。

障がい者専用の競技施設がないことが理由の一つとしてあると思います。 

施設がないからといって、視覚障がいのある方が競技を出来ないということではないと考えています。

健常者の使用する水泳場にて、寄り添い案内をし、他の方々と譲り合いながら泳ぐことが可能です。

障がい者水泳の選手たちは、当たり前のようにお互いを助け合いながら、スポーツをしています。

 皆さんに知っていただき、私がパラ競技をする。そのことが伝わり、山梨県内の障がい者スポーツ環境の明るい未来につながればと考えます。

 では、よい1日を。

駅員スイマー成嶋徹