先日、父親と従妹と一緒に、食事に行きました。過去の思い出や、社会課題について、会話しました。会話が弾み、実家の市営住宅の話題になりました。実家は、食事も寝る場所も同じで、学生時代はずっと嫌な気持ちでした。家族4人で川の字となり、寝ていました。今では、家の相続の問題がなくて、本当に良かったと思っています。

家を購入しなかった理由を教えてくれました。3歳の頃、オリエール病の手術する際、医師の言葉がきっかけだったそうです。
「長く生きても18~19歳までだろう。手術費用も高額で約900万円程度必要です」と言われて、団地生活に至ったそうです。その後、分かったそうですが、手術費用は助成金によって、費用負担が抑えられたそうです。

当時、生活を考慮し、的を得た医師の回答には感謝していたそうです。最近、私もその医師にお会いして、いろいろとアドバイスをいただきました。

当時、医師から両親へ告げられた年齢から約2倍の年月が経過しようとしています。もう十分に生きました。残りの人生は、同じ病気や障がいによって困っているヒトを支えるために、行動したいと考えています。

とおる