腕や脚を動かすことについて、自分自身の意志で動かすことの大切さを実感しています。

人は動物なので、障がいがあっても、心臓や脳、手と脚を動かそうとする脳からの信号があります。

確かに、手脚がなく、動かせないという障がいの特上もあると思います。

しかし、客観的な手脚の有無ではなく、動かそうとする意志や左右均等なバランスのイメージが出来ることで、誰も踏み込むことの出来ない未知の領域に達することができると考えています。

その理由は2つあります。

1つ目は、左右均等に動かそうとすることで、体が変化します。特に、手脚の短い状態のまま適用させるのではなく、主観的・客観的に体の動きがリンクした際、変化を感じると思います。産まれた瞬間に持っていた動物的な要素・原子は、社会の平均的に作られている物や仕組みにより、残念ながら感覚がマヒしていきます。

例えば、靴や服、座る椅子、道路、既得権益によるお金の流れなど、何も考えずに、身を任せていると、体が悲鳴をあげてしまいそうなさまざまな障害があります。私は左右の脚が短くても歩くことや、腕が短くても、パソコンのタイピングをすることができます。しかし、パラスポーツをつうじて、人の本来の動きを崩し、動かしていたことに気づかされました。一見、

2つ目は、病気を抱えているからこそ見えてくる世界があります。一般的に、風邪や軽い怪我など、病院へ行き完治する病気は、医者の判断が最善の選択だと思います。一方、障がい者にとって、体を動かす方法の選択は、正解がないと思います。一見、体が動いているように見えて、実は、他の筋肉が補っていて、動いていないということもあることを感じています。よく考えると、体を動かすことを奪ってしまっているのかもしれません。

これまで自分自身の体を知っているつもりになっていたのかもしれません。自分自身の体は、自分が一番の理解者です。頭や心、体の感覚を研ぎ澄ませて、これからの人生を歩んでいきます。

では、笑顔の1日を。

とおる