テレビ朝日スーパーJチャンネルの放送を見たよとメッセージをいただきありがとうございました。

2020年パラリンピックに向けて、支え合うことでパラスポーツ取り組むことが出来るということを意識するべきではないでしょうか。私は、競泳を始めて、タイム向上を目指すことで、さまざまな問題や課題が発生してきました。では、パラスポーツの取り組みを抑えるべきでしょうか。

確かに、パラスポーツを取り組むには、難しい面もあります。健常者とのタイム差があるために、一緒に泳げる機会が少なってしまい、練習環境や時間が確保できないこともあります。特に、駆け出しの選手ほど、練習が出来ないというケースがあります。さらに、山梨県内のプールはバリアフリーが十分に整備されていないため、パラ競泳を行えないということがあります。しかし、練習環境の確保のゆえに問題が起こっているからといって、パラスポーツへの挑戦を抑えるべきではないと、私は考えています

1つ目は、お年寄りや障がい者など、体にハンディーがある方が工夫して、スポーツに取り組むことができます。これまでは、バリアフリーが整っていない施設では、改修工事など行うしかありませんでした。一方、パラ水泳の選手は、自ら声を出して、出来ないことを伝えています。プールの場合、段差などの障がいは、ほんの僅かな時間ですが、人の手を借りてクリアしています。プール内に入ることさえできれば良いのです。もちろん、アスリート自身で出来ることは、自らの力でやります。以外に思う方もいらっしゃると思いますが、概ね自分自身で出来ます。

2つ目は、会場に行くことで地域の人たちと接し、挨拶や会話がうまれます。これまで、外に出かけたくても障がいを理由に、家の中で過ごす方がいらっしゃりました。自宅で過ごす時間が長いと、次第に筋肉が衰えていきます。気分も下がってしまいます。

こうした社会問題の解決に向けて、パラスポーツの取り組みを進めていくべきではないでしょうか。そのためには、自らトップ選手に近づく必要があります。約3年前と比較し、自由形50mのタイムは、約10秒縮めることが出来ました。トップ選手と比較すると約9秒足りません。

私は、周りの人に助けてもらいながら、技術を磨き上げていくことで、2020年パラリンピックにつながると考えています。そして、感謝や体験したパラスポーツの現状を伝えていくことで、世の中が少しだけ良くなると思います。

これからも自分自身を信じて、強く生きていきます。

では、よい1日を。

駅員スイマー 成嶋徹