スポーツの世界では、身長や体重、筋肉量の差で変化することは、データ分析が行われています。トップ選手でなくとも、地域のクラブチームや体育の授業でも活用されています。
一方、パラスポーツの世界は、データ分析が少ないような気がしています。
手足の長さが異なる選手がいるというのは既にご存知の方が多いと思います。
それぞれ特徴が異なる選手の力をどのように発揮したら良いのかを考える本を見かけません。
大きなパラの大会に行った時、自分自身と同じような選手を見つけて、一生懸命観察しています。
あ、変態じゃないからね。泳ぎを水中で見ると、あえて片側の動きを止めていました。それは、推進力が生まれるのにも関わらず、止めていました。
おそらく、その部分を固定することで、抵抗を減らしているのだろうと感じました。
その固定するという力は、簡単そうに見えるのですが、実は体力が必要となってきます。
固定しても良いという教科書は見たことがありませんが、その選手の泳ぎは速いです。
やはり、選手に合った泳ぎ方を見つけて、それでいいんだよ。とサポートしてくれる方が必要となってくると思います。
ここのブログにて、オリジナルの教科書を作るという話をしましたが、先日、障がい者水泳連盟のコーチからそれって成嶋くんしか買わないよ。と笑いながら話してくれました。
そりゃそうだ。
では、よい1日を。
駅員スイマー 成嶋徹